〇年収
年収が高いということは、当然住宅ローンの返済能力に直結しますので、
融資金額の面でも審査面でも有利に働きます。
同じ企業に勤務していてる方を比べた場合、年収が高い人の方が、審査は通過しやすいです。
ただし、自営業の人や芸能人は年収の上下変動が激しく、
必ずしも年収が高いからといって審査が有利になるとは言い切れないことがあります。
一気に年収が伸びることもあれば、全くなくなってしまう可能性があるからです。
また人柄も見られます。例えば免許証を三回以上なくされている方は生活がだらしないとみられ、
ローンが組めない確率が増えます。
勤務先の安定性が高い人は、定収入が見込めて
借入金の返済が滞るリスクが低いので、審査が通りやすくなります。
さらに有利に働く条件として、現在の勤務先での勤務期間が長いということも
審査に通過しやすくなる要因となります。
逆に言えば、転職が多く勤務年数が少ない方は
安定収入が見込みにくいため、審査が厳しくなってきます。
〇融資時の年齢と返済期間
次に年齢ですが、例えば50歳を超えた人が35年ローンを借りる事は難しいでしょう。
完済時の年齢が85歳となり、多くの企業では60歳を定年、
その後に本人が望んで仕事を続けたとしても65歳が上限となっているからです。
40歳で35年ローンを組める可能性は高いですが
退職金などで一気に返済をしなくてはいけないので、
老後の生活に不安が残ることもあります。
〇住宅ローン以外の借金
大きな買い物が多く、住宅ローンの返済に回せる余裕がないと見なされる人は、
なかなか審査には通過しにくいです。
カードでの支払が多く定期的な出費がある、車のローンを組んでいて
その支払い額の年収に対する比率が大きい、その他奨学金の返済などがあれば
住宅ローンの返済は難しくなります。
そういった毎月の大きな返済がない人が審査には有利となります。
【審査が通らなかったときの対策】
それでは住宅ローンが通らなかった時には、どのような対策をすれば融資を受けられる可能性が高くなるでしょうか。
考えられる対策としては、以下のようなものがあります。
〇他の住宅ローンに申し込んでみる
傾向として、ネットバンクの住宅ローンは金利が低いかわりに、
融資条件が厳しくなることがあります。
金利が低いということは、金融機関にとっては収入が減るわけですから、
その分確実に回収できる人のみを融資の対象としているわけです。
ネットバンクは店舗を持たない場合が多いので、
面談を実施してくれることは少ないですが、
信用金庫では面談があることが多いです。
そこで現在の状況や先々で収入を増やしていける見込みがあるなどの、
個人的な事情を話せば、審査が通過するというケースもあります。
金融機関によってそれぞれ審査基準は異なるので、一つの金融機関に落とされても、
気にせず新しい金融機関に申し込んでみるという考え方もあります。
〇借金をすべて返済し、使うカードを限定する
個人信用情報が回復するには短くない時間を要し、
自己破産など重大な履歴があれば10年ほどかかるとも言われています。
まずは住宅ローン以外に負担しているローンを全て返済し、
個人信用情報をきれいにしましょう。
クレジットカードは1枚か2枚程度におさえて、毎月の支出最小限にすることで、
審査に通過できる可能性が高まるかもしれません。
【まとめ】
住宅ローンの審査はシビアですが、本人の努力次第では
通過できるようになる可能性も残されています。
年収も大事ですが、人柄も大事だということも忘れてはいけません。
信用金庫さんは、面談があるのでそこで、見られることが多いです。
「だらしないな」「たくさんカードがあるけどちゃんと管理できてるのかな?」など
思った方に、お金を貸すって難しいですよね。
信用金庫さんも同じ目線で見ていると思いますので人柄も大事です!