2017.01.31社長ブログ
~ 第2章:そういえば虚弱体質 ~
家の勉強をしようと、ハウスメーカーさんの住宅展示場に来たのはいいものの、
中に入って、しばらく話を聞いていると何だか咽がイガイガしてきます。
段々ひどくなって、今度は咽が痛くなってきました。話を聞く何て余裕はありません。
逃げるように外に出て、しばらく休んでいると幾分治まってきました。
勉強する為に来ていますので、また次のメーカーさんの住宅へ行きます。
また、同じように咽が痛くなります。気分も悪くなり、結局帰って休むことにしました。
次の日、父に昨日の事を話すと
『お前、小児喘息だったから気管支が弱いんだよ。
だから、合板(コンパネ)や壁紙の接着剤でやられたんだよ。』
そういえば子供の頃、喘息を治す為に剣道に通ったなぁ・・・。
でも、ウチで建てた家じゃならないんだけど?と聞くと
『合板とか使って無いだろ』とそっけない返事。こちらもフーンという感じでした。
『合板を使わない事』が、工務店にとってどういった意味を持つのかを理解したのは、
建築というものを一通り勉強して、そこから更に一歩進んだ後の事でした。
~ 第3章:子どもが生まれて感じた事 ~
それから仕事を徐々に覚えていき、結婚して子どもが生まれると、
どの親御さんとも一緒の様に『自分は良いけど子どもには』といった気持が強くなりました。
特に私の場合、気管支が弱く化学物質によりすぐ体調に変化が現れます。
自分がなる分には構いませんが、子ども達がそうなるとたまりません。
子ども達にだけは、そんな経験をさせたくない!と強く思います。
そして建築を勉強していって解った事は、合板ゼロの家というのは少ないという事です。
初めは、仕事ばかりで家族の事を考えていないと感じていた父のことも、
仕事を通じて、私の体の事や家族の事を考えてくれていたんだと思うようになりました。
~ 終章:誇れる仕事 ~
人に物を伝えるのが下手な父の為、(30年以上付き合ってきても、何?と思う事が多々あります)
今村工務店の仕事がどの様なものなのか?どうしてそうしているのか?を理解するには時間がかかりました。
しかし、今村工務店の家の造り方・考え方を体験・理解していくうちに、
ここまでやっている工務店はそう他にはないと思えるようになりました。
そして自分の様に、化学物質が駄目な人やお子様のいらっしゃる方に安心して薦めることの出来る家を
造っているという事は誇らしい事だと思うようになりました。
当初は何とも中途半端な気持ちで帰って来ましたが、今は、父が引退した後も、
これまで以上に安心して住んでいただける家を造って行きたい!そう思っています。
入社してから、今まで色々なお客様の家づくりに立ち合せていただきましたが、
今まで一度も咽が痛くなったり、体調が悪くなるという事はありません。
これからも、皆様のよい家づくりのお手伝いができるよう
より一層精進していきたいと考えています。
編集後記~2017年は自分の見直しから~
今年は自分の見直しからスタート!ということで、
両親に頼んで、古い写真を引っ張り出して貰いました。
思った以上に沢山あって、とってもありがたいと感謝しました。
私も二人の娘の父親(まだまだ10年ですが)になって、
ようやく色んな人の想いが分かる様になり、少し成長できたかなと思います。
まだまだですが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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