遅くなりましたが、2017年は新しいシリーズから始めたいと思います。
今回は個人的なお話ですが、どうして私が家づくりのお手伝いをしているか？を少しお伝えしたいと思います。

『どうして家業を継がれたんですか？』とよく聞かれることがあります。
やっぱり皆さん家づくり以外で私に興味を示すとしたら、そこなんですね（笑）

～生立ち ～
１９７４年、今村工務店の社長の長男として生まれました。
子どもの頃から父（現会長です）と母（経理をしてくれています）の仕事を見て感じていたのは、
休みをほどんど取らないという事…。（週休二日なんてもってのほかでした…）
特に父は仕事人間で、家族サービスなんてものも無く、
誕生日にレストランで食事をするぐらい。
家族旅行なんてどこかのお金持ちの世界の話だと真剣に思っていました。
後日、妻にこの話をすると、寂しいねぇと同情されましたが・・・（泣）。

学生時代はそんな父を見て、『家族との会話も少なく、仕事ばかりの人生は嫌だなあ…』と感じていました。
そんな訳で、県外の大学を選び、専攻も機械科にして、全く建築とは関係ない、しかも遠く離れた名古屋の会社に就職。
家業とは縁を切ったつもりでいました。

～転機 ～
しかし26歳の冬、姉（長女）から今思えば恐怖の手紙が送られてきました。
内容は細かくは覚えていませんが、父がここまで頑張った会社をどうするんだ？みたいな事と、
継がない＝人間的にどうよ！といった感じの論調＋強引な姉理論で、まるめ込まれて実家に帰る事になりました。

当時結婚もまだでしたが、それより何より建築が全く解っていません。
とりあえず、帰るだけ帰ってみるかぐらいのあやふやな気持ちでした。
そこから、建築の勉強をして行く訳ですが・・・大工さんとの会話は専門用語が多く、翻訳が必要で日本語に感じません。

これではイカン！と家づくりをお考えの方と同じ様に、住宅とは何ぞや!?から始めよう！
とまずは近くの住宅展示場に行ってみることにしました…つづく。

編集後記～2017年のスタート～

年が明けたなあ～と思ったら、あっという間に月の半分が過ぎてしまいました。
このままだと今年もあっという間かもしれません。
しっかり気合を入れて頑張りたいと思います。
皆様今年もどうぞよろしくお願いします。