
2026.06.28スタッフブログ
こんにちは!家づくりサポーター酒井です。
素足で歩いたときのじんわりとした温かさや、お部屋に広がるほのかな木の香り。
家を建てるなら無垢(むく)の床に憧れるけれど、
「傷がつきやすそう」「水気がついたらシミになるのでは?」と
不安になって一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
毎日過ごす場所だからこそ、お手入れの手間は気になりますよね。
でも、実は無垢の床の暮らしは、
みなさんが想像されているよりもずっとシンプルで気楽なものなのです。
今回は、無垢の床が実はそれほど手を焼くものではない理由と、
日々の暮らしの中で木を育てる楽しさについてお話しします。

無垢の木と聞くと、特別なワックスを頻繁に塗ったり、
専用の洗剤を用意したりしなければいけないイメージがあるかもしれません。
しかし、基本の掃除は一般的な合板のフローリングとほとんど変わりません。
普段は、ホコリや髪の毛を掃除機で吸い取るだけで十分です。
ルンバ等も使うことができます。
木肌そのものに静電気が起きにくいため、ホコリが絡みつかず、
お掃除自体がとてもスムーズに進むというメリットもあります。

食べこぼしや足裏の皮脂汚れが気になるときは、
水で濡らした雑巾で拭き掃除をしてください。
通常の無垢材のフローリングでは固く絞った雑巾で拭いてくださいと言われますが、
ここち床の場合は水でしっかり濡らした雑巾でOKです。
毎日家中の床を水拭きする必要はなく、
気になったときに気になった場所だけ行うくらいがちょうど良いです。
各シーズンごとに床全体を水ぶきしていただくと更に綺麗に保てます。
既製品のピカピカした床を使っていると、
小さな傷が一つでもついただけでガッカリしてしまいますよね。
それは、完成した瞬間が美しさのピークであり、
そのあとは「劣化」していくと考えてしまうからかもしれません。
一方で、自然の木は「経年変化」をしていきます。

うっかりおもちゃを落として凹んでしまったり、
お茶をこぼして薄い輪染みができてしまったり。
無垢の床で暮らしていれば、そうした出来事はどうしても起こります。
しかし、年月が経ち、木全体が深い飴色に変化していくと、
不思議なことにその傷やシミは周囲と馴染み、一つの「味わい」に変わっていきます。
あのとき子どもがつけた傷だな、
ここでみんなで笑いながらお茶をこぼしたな、といった家族の歴史が、
床の模様として刻まれていくのです。
また、無垢の木は「生きて」います。
軽い凹み傷であれば、水を一滴垂らして濡れタオルをあて、
その上からアイロンを数秒押し当てるだけで、木が水分を吸ってふっくらと元に戻ることがあります。
表面が削れても、中までずっと同じ本物の木ですから、
どうしても気になる汚れは目の細かいサンドペーパーで少し削ってあげることも可能です。
これは、表面に薄いシートを貼っただけの合板フローリングには真似できない、
本物の木ならではの強さです。

ひと口に無垢の木といっても、たくさんの種類があります。
たとえば、ひのきのような針葉樹は、空気をたっぷり含んでいるため
冬でも驚くほど温かく、足触りが柔らかいのが特徴です。
その代わり、少し傷はつきやすいという性質があります。
一方で、チェリーのような広葉樹は、硬くて傷がつきにくく、力強い木目が楽しめます。
私たちも、住まう方のライフスタイルや「どんな風に過ごしたいか」に合わせて、
適した木の種類をご提案しています。
最新の設備のように「ボタン一つでピカピカに保てる便利さ」はありませんが、
季節の移り変わりとともに呼吸し、
住む人と一緒に育っていく無垢の床には、何物にも代えがたい愛着が湧いてくるものです。
無垢の床のお手入れは、特別なことではなく、日々の暮らしの延長線上にあります。
神経質に守るべきものではなく、むしろ家族みんなで使い込んで、
傷も含めて愛していくもの。そう考えると、
少し気が楽になりませんか?
「家は完成したときがスタート。住みながら、ゆっくり育てていく」
そんな家づくりに少しでも心地よさを感じたら、
まずは本物の木の質感に触れてみることをおすすめします。
もし素材の質感や、木の家が持つ独特の空気感が気になったら、
実際に体感してみるのが一番かもしれません。
私たちのモデルハウスでも、無垢の床の踏み心地をそのまま味わっていただけますので、
ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね
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