2024.05.31スタッフブログ
こんにちは。家づくりサポーター酒井です。
”開放感があってオシャレ”と人気があるのが、勾配天井の住宅。
「勾配天井は縦のスペースを最大限活用できるため、取り入れたい!」
と考える方も多くいるのではないでしょうか。
そこで今回は、勾配天井のメリット・デメリットと
あとで後悔しないために注意しておきたいポイントをまとめてご紹介します。
勾配天井をお考えの方は、ぜひお家づくりの参考にお役立てください。
勾配天井とは「勾配(傾斜)をつけた天井」のことをいい
屋根裏を設けずに屋根の形状がそのまま活かされている天井です。
平屋の天井や、2階リビングの天井、1階の吹き抜けの空間に
取り入れられることが多くあります。
勾配天井を取り入れることで、
どのようなメリットが生まれるのかを見ていきましょう。
最大のメリットは、勾配天井を取り入れることで
部屋全体に開放感が生まれることです。
縦にスペースを取ることができるため、部屋が広々と感じられます。
とくに近年は、コロナ禍において家で過ごす時間が増えたこともあり
「屋内にいても開放感を感じられる住まい」を求める人が増えています。
勾配天井のある家では、一般的には屋根裏となるスペースを
生活空間として利用することができます。
リビングの天井を高くしたり、屋根裏となる空間にロフトを設置したりなど
住居スペースを無駄なく最大限に利用できます。
ある程度の敷地面積を確保できないと窮屈に感じることもある平屋の住宅ですが
勾配天井にすることで、そのデメリットを解消することができます。
勾配天井にすることで、高い位置にも窓を設置することができます。
そうすることで、たっぷりと採光でき、部屋全体が明るくなります。
平屋の家は立地によって周囲に高い建物があると、日当たりが悪くなってしまうことも。
ですが、勾配天井にすることで光が取り入れやすくなり、明るい空間づくりが叶います。
横に長い平屋の家は、部屋数が多くなると中心部の風通しが悪くなってしまいます。
ですが、勾配天井を取り入れることで風通しの良い住まいをつくることができます。
勾配天井の高い位置に窓を設置すれば、
暖かい空気が上から外へと逃げていき、風の通り道ができます。
間取りや風向きによって適切な窓の位置は変わってくるため、
業者とよく相談しながら決めていきましょう。
つづいては、勾配天井を取り入れることのデメリットについてお話しします。
勾配天井にすると、工事費用が高くなってしまう可能性があります。
まっすぐ平らな天井よりも、斜めの天井を作る方が手間がかかるためです。
また工事にかかる費用だけではなく、
照明器具も勾配天井に適したものを選ぶ必要があるため
その分も余計にコストがかかってしまいます。
天井が高くなると、暖かい空気が上に集まることで冷暖房の効率が悪くなってしまいます。
さらに住居スペースから天井まで、より広い空間をあたためる必要が出てくるため
光熱費も高くなりやすいのもデメリットです。
一般的な住宅では、屋根から受ける太陽の熱を屋内に伝えないようにするために、
天井裏に断熱材を使う「天井断熱」をおこないます。
一方で、勾配天井には天井裏スペースがないため
屋根の構造部分に断熱材を入れる「屋根断熱」という方法をとります。
屋根断熱は天井断熱よりも狭いスペースであるため、
れほど多くの断熱材を入れることができず、断熱性が下がってしまいます。
勾配天井の場合、何かトラブルがあった場合のメンテナンスに
手間がかかってしまう点もデメリットのひとつです。
たとえば、高い天井の上までは手が届かなくなるため
照明器具の取り替えはどのように行うかなど、
事前に対応方法を考えておく必要があります。
いかがでしたか?勾配天井を組み合わせると、
生活をより豊かにしてくれるという嬉しいメリットがたくさんあります。
もちろんデメリットもありますが、事前にきちんと対策をしておけば、
安心して理想のマイホームづくりが進められるでしょう。
家づくりについての相談会も随時開催しておりますので、
気になることや、不安なことがありましたらお気軽にご参加ください。
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