2024.06.21スタッフブログ
こんにちは。家づくりサポーター酒井です。
ここ数年の新築の間取りで再び人気が高まっている
「家事室」や「ユーティリティスペース」。
家事室といえば昔は家事を担う主婦のための部屋というイメージでしたが
今は家族全員にとってより暮らしやすい家のための多機能な部屋・スペース
という考え方に変わってきています。
今回は、家事やワークスペース、収納などそれぞれの家族の形に合わせた
「本当に役立つ家事室(スペース)・ワークスペース」の間取りのポイントを紹介します。
家事室は、その名の通り家事のための部屋です。
昔の「家事室」の役割は
主にミシンなどの裁縫、アイロンがけ、家計簿をつけるなど
家にまつわる様々な雑事をする部屋という意味合いがありました。
一方、最近の家事室は、
主に洗濯関係の家事のための場所であることが多いです。
洗面所を広くとって部屋干しやアイロンがけ
洗濯物をたたむスペースなどを備える
ランドリールームが代表的な例かもしれません。
独立した部屋以外でも
キッチン横やリビングの一角などにカウンターやデスクを造作して
家事やパソコン作業ができるようにした「家事コーナー」「ワークスペース」も
現代の家事室の1種類と言えるでしょう。
様々な間取りや役割があることからユーティリティ
(スペース・ルーム)と呼ばれることも多くなっています。
便利な家電や道具とともに、家自体の家事動線がよければもっと「家事ラク」になりますよね。
家事室やワークスペースを間取りに上手く取り入れれば
リビングなどのリラックススペースと家事スペースを分けられるので
リラックススペースには洗濯物や掃除道具が散らからず、すっきりした部屋でくつろげます。
例えば2階建てで35坪の延べ床面積なら
4LDK+3~4.5畳程度の家事室を設けることは十分可能です。
洗面脱衣所、キッチンやデッキの近くに設けることの多いランドリールームタイプなら
3~4.5畳程確保すると使いやすくなります。
広さを決めるポイントは間取りを決める時点で「何をする場所か」をはっきりさせること。
何をしたいかによって室内干しのポールや収納、
アイロンがけなどの作業ができるカウンターなど必要な設備が決まるので
適切な場所に適切な広さの家事室を確保できます。
壁やドアで仕切らない家事コーナーやワークスペースは
1~2畳からでもつくりやすく、他のスペースを圧迫しにくいのもメリットです。
家事室でありがちな失敗は、
収納が足りずに市販のボックスなどを置いて部屋が狭くなるというケース。
造作の家具が作れる住宅会社なら
天井近くまで壁を使った壁面収納やクローゼットなどを
造作するのもおすすめです。
工事の時点で収納スペースを見込んでおけば後から
収納が足りなくなるという失敗を防げます。
間取りの希望時は、家事室にはどんな種類のものを
どれくらい収納したいのかを具体的に伝えましょう。
また、最近はパントリーと家事コーナーを一体化したスペースのある間取りも増えています。
収納と作業スペースを兼ねた効率的な間取りで家事動線も良くなります。
家事室で室内干しをしたい場合は、部屋の位置と風通しを良くする工夫も重要です。
・日中に窓から光が多く入る間取りにする
・窓を複数面に設ける(家の角の位置)
・出入口を引き戸にして風を抜けやすくする
などの工夫で室内干しが乾きやすくなります。
間取りの都合上日当たりがあまり良くない場合は
換気扇に加えて壁付けの扇風機やサーキュレーターを
あらかじめ工事に組み込むというアイデアもあります。
現代の日本は共働き家庭が多く
家事は家族みんなでシェアして行うものという考え方も随分定着してきました。
これから家を建てる方は、暮らしを豊かに、楽しくしてくれる
「それぞれの家事室のカタチ」をぜひ検討してみてくださいね。
家づくりについての相談会も随時開催しておりますので、
気になることや、不安なことがありましたらお気軽にご参加ください。
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